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としのすけのワインハウス

としのすけのワインハウス

2007年10月

【HP:8】オブシディアン(1998) 今日のワイン(15020)」 [ 【HP:8】満足感・幸福感を感じる ]    
オブシディアン(1998)
2007/10/04 グレープ・ガンボ@銀座にて

同期の仲間と銀座の穴場的ワイン・レストラン、グレープ・ガンボにお邪魔しました。
会社役員秘書を長く務めた才色兼備のN女史のセレクションだったこのお店ですが、ホントに凄かった・・・(^^;)
差し出されたワインリストに連なるワインの数々はまさに「マニアック」。
としのすけの付け焼刃のワイン知識では全く歯の立たないものばかりでした。
正直・・・知ってるワインは各ページに1、2本程度というていたらく・・・
すっかり自信喪失でございます。(とほほ)

さて、そこで頂きましたワインは、知らない銘柄の美味しいシャンパーニュとこれ、ニュージーランドのカベルネ・メルロー、オブシディアン(1998)です。

オブシディアン(1998)

知らない銘柄のシャンパーニュは、赤っぽいエチケットで、リンゴと梨で発泡酒を作ったような味わいの、すっきりしたキレのある、少し甘味のあるタイプでしたが、泡立ちが凄く繊細で、細かな泡がいつまでもユラユラと立ち昇る様は本当に優雅。
お店で1万円程度だったかと思うので、酒屋では5000円前後のシャンパーニュだと思いますが、なかなかのものでございました。

続いて、特大・極柔のTボーンステーキにあわせて、NZの重赤にチェンジ。
オブシディアンは、ニュージーランド最良のカベルネ産地と謳われるワイヘケ島にあるワイカトという小さな地区のワイン。
オリジナルの畑は1993年に作られた“ガルフ・クレスト・ヴィンヤード“で、1996年にアンドリュー・ヘンドリー(クーパーズ・クリークのオーナー)、キム・クロフォ ード、リンゼイ・スピルマン(オークランドのビジネスマン)が共同出資でこの畑を購入しCHSヴィンヤードとして設立、のちにオブシディアンと改名したのだそうです。
従って、ごくごく新しい作り手ということですね。
ちなみに、オブシディアンの最初のヴィンテージは1997年です。

このワイン、としのすけの赤ワイン選びのポイントをことごとくおさえたワインでして、まずボトルが変形ボトルで重く、上げ底しっかり。
また、コルクも5センチ級と長さこそそれほどでもないものの、大変高品質の目の詰まったコルクが使われていて、シミつきも1998年にしては全くなく、50年程度は軽く持ちそうな雰囲気を醸しています。
色は意外に薄めでちょっと拍子抜け。
でも、香りはしっかりとした果実香と上品な樽香、さらに僅かですが厩っぽい熟成香も楽しめ、今まさに飲み頃という印象。
甘みと酸味のバランスも良く、タンニンも程よく丸まっています。

HP:8

ニュージーランドのカベルネ・メルローだと想いながら飲むと「なかなか頑張っているなぁ」といった感じでしょうか。(笑)
パワーというか、ガッツン系の重赤をお好みの方には少し物足りないかもしれませんが、大変キレイなお味のワインだと思います。
ちなみに・・・豪快なグレープ・ガンボのTボーンステーキと対峙するには、ちょっとパワー不足は否めませんでした。
やっぱカリフォルニアかオーストラリアにすれば良かったかなぁ・・・
でも・・・若いビンテージしか無かったし・・・(←言い訳)
【8】ルイ・ロデレール&【8】甲州きいろ香&【8+】カーサ・ラ・ポストール・シャルドネ&【8-】長野メルロー&【8+】シャトー・ル・トロワ・クロワ 今日のワイン(15020)」 [ 【HP:8】満足感・幸福感を感じる ]    
会社近くの某所でちょっとした会があり、久々にワインをいろいろ飲みました。(^^;)

【シャンパーニュ】
ルイ・ロデレール・ブリュット・プルミエ(NV)

ルイ・ロデレール・ブリュット・プルミエ(NV)

創業は1776年に遡る名門メゾンのシャンパーニュです。
ロデレール社が他のシャンパーニュ・メゾンと大きく異なる点は、190ヘクタ
ールもの葡萄畑を自社所有し、自給率約80%という点。
その結果、常に質の高い葡萄を使用することができ、製品の品質を維持できるというわけです。
ピノ・ノワール56%、ピノムニエ10%、シャルドネ34%がセパージュらしいですが、樽熟したシャルドネ系のふくよかでナッティーな味わいは控えめで、むしろ芳酵な果実香とキレの良い酸味が印象的でした。

HP:8

【白】
シャトー・メルシャン・甲州きいろ香(2004)

シャトー・メルシャン・甲州きいろ香(2004)

山梨県甲州産の白ワインです。
シャトー・メルシャンは、日本のワインの源祖とも言える「大日本山梨葡萄酒会社」(創立1877年)にそのルーツを持ち、その後の長い道のりを経て、1970年に「日本のワイン造りの正統なる後継者」を目指して設立されました。
「日本ワインの正統」たるためには、高品質な葡萄を育てる風土づくりからということで、日本在来の品種の栽培はもちろん、1976年に桔梗ヶ原でメルローの栽培に着手、1984年には自社農園である城の平でカベルネ・ソーヴィニョンの栽培に着手しました。そんなシャトー・メルシャンが甲州を使って醸した白が、シャトー・メルシャン・甲州きいろ香です。
ボルドー大学デュブルデュー研究室の富永博士の指導のもと、甲州ぶどうにはワインになると柑橘様の香りとなるプレカーサー(前駆体)が含まれていることを発見。
それを受けて翌2004年の栽培、仕込みにおいて、その特有香が最大になるような実験を行い、その数々の原酒の中から最も特有香を有するキュベを「シャトー・メルシャン・甲州きいろ香」として発売しました。
今まであまり脚光を浴びてなかった(失礼)甲州葡萄も、この「きいろ香」で一皮剥けられるのでしょうか?(笑)
実際飲んでみると、少し青みを感じるキレの良い柑橘香が感じられました。逆にボディーは非常に軽い印象で、ニュージーランドの樽の効いたソーヴィンヨン・ブランを少し薄めたような感じかも。(^^;)
何といっても果実香が完全に樽香に負けており、葡萄そのものの力がまだ足りない印象を受けました。

HP:8

カーサ・ラ・ポストール・シャルドネ(2005)

カーサ・ラ・ポストール・シャルドネ(2005)

チリ、カサブランカ・ヴァレー産のシャルドネです。
カーサ・ラポストールはマニエル・ラポストール社ととしのすけの大好きなミシェル・ロランが「素晴しいチリワインを造る」という志で造り上げたワイン。
葡萄は手摘み、熟成はフレンチオークという贅沢仕様です。(笑)
カーサ・ラ・ポストールに共通する「樽タル」な印象は意外なほどに小さくなり「バナナ入りナッツ」の香りも減少。
むしろトロピカルフルーツの香りが前に出ていてかなり好印象を受けました。
ビンテージが進んで2005にもなると、かなり醸造方針が変わってきているのでしょうね。
赤土のニュアンスも全くなく、正直チリのシャルドネとは思えませんでした。
なかなかいいかも。

HP:8+

【赤】
シャトー・メルシャン・長野メルロー(2005)

シャトー・メルシャン・長野メルロー(2005)

長野県桔梗ケ原産メルローで醸したワイン。
前述のシャトー・メルシャンが頑張って作った世界に誇るメルローなのです。
が、しかし・・・やはり・・・非力?
薄いのです。
そして、フィニッシュがヨワッチィのです。
キレイなんだけど・・・
和食とか、デイリーにはきっととても美味しいのだけれど、フルボディー好きにはちと厳しいかもしれませんね。
果実香も樽香もキレイにマジメに出せていて、まさに「小粒の優等生」です。
シャトー・メルシャンの技術と真面目さには敬意をはらいます。
でも、としのすけには「薄い」です。(^^;)

HP:8-

シャトー・ル・トロワ・クロワ(2003)

シャトー・ル・トロワ・クロワ(2003)

ボルドーはフロンサックのシャトー・ル・トロワ・クロワは、フロンサックの中でも最も古い歴史を持っているシャトーで創業は1772年に遡るとか。
今は、ムートンやオーパス・ワンの醸造長も勤めたパトリック・レオン氏が所有していることでも有名ですね。
樹齢45年以上、2/3がオークの新樽、16ヶ月熟成等々・・・スペックも申し分ありません。(笑)
そして、シャトー・メルシャン・長野メルローとの飲み比べですから・・・断然有利でしたね。(笑)
新しいビンテージだから熟成香こそないものの、果実の凝縮度、アタックの強さ、甘み・酸味・タンニン、どれをとっても一枚上手でした。
樽もそこそこに効いていて、強めの若々しい収斂感と酸味がフィニッシュに花を添え、かなり美味しく感じられました。

HP:8+

ということで、久々のワイン三昧でしたが、なかなか楽しゅうございました。
特に日本のワインの頑張りには感動しましたね。
ホントに難しいのだとは思いますが・・・頑張ってください!>日本ワインに関係する方々
【HP:9】シャトー・ラフィット・ロートシルト(2000) 今日のワイン(15020)」 [ 【HP:9】感動的 ]    
シャトー・ラフィット・ロートシルト(2000)
2007/10/27 某所にて

気に病んでいた仕事?が片付きました。
ホッと一息。
自分への簿褒美の意味も兼ねて、久々の2000年ラフィットの味見でございます。
飲むのは2年に1回くらいにしようと思っていたのに・・・
意思の弱いとしのすけでございます。

このワイン、まあ、超絶に美味しいワインであることは間違いありませんな。(^^;)
外観はエッジまでつややかな黒赤紫色で、全く衰える様子なし。
香りは前回(2007/01)よりはマシかな?といった印象で、上品な醸造香と果実香の他に、端正な樽香、ヴァニラやカラメルの香り、タバコ、なめし皮の香りも現れてきました。
ただ、残念ながらラフィットの真骨頂である鉛筆の香りは今回も発見できませんでした。
どうも、2000年のラフィットはラフィットらしくないです。
いったい、いつになったら鉛筆を味わえるのか?(笑)
あと、特徴としては、タンニンが強いかも?
キレイな酸味と強めのタンニンの収斂感は、フィニッシュを長く印象的なものにしています。
いわゆる「フィネス」と「酸」と「タンニン」が今まさに手をつないで協力関係を築こうとしているような、微妙な味わいです。

HP:9


[2000] シャトー・ラフィット・ロートシルト 750mlCh.Lafite Rothschild

美味しいのですが・・・まだまだ早いという印象は否めません。
熟成感とは程遠い、活力一杯のワインでした。
だったらもう少し寝かせてから飲めばいいのに・・・と自分でも思うのですが、特別な気分のときに飲むワインが他に無いもので・・・(^^;)

ええっ?!
アフィリエイトを貼り付けて驚きました。
また値段が上がっている!
今は1本30万円もするのですね!
買ったときは4万円弱だったのに・・・
うーむ、この味に30万円はあり得ないですね。
ワインの値段って不思議です。
【7】デ・ポリトリ・スパークリング&【8ー】ニポツァーノ・キャンティ・ルフィーナ・リゼルヴァ&【7】デ・ボルトリ・シラーズ・カベルネ 今日のワイン(15020)」 [ 【HP:8】満足感・幸福感を感じる ]    
デ・ポリトリ・スパークリング&ニポツァーノ・キャンティ・ルフィーナ・リゼルヴァ(2003)&デ・ボルトリ・シラーズ・カベルネ(2006)
2007/10/30 サーラ・ルチーカ@五反田にて

会社の仲間の歓迎会で五反田駅前の東興ホテル(TOKO HOTEL)2Fにあるサーラ・ルチーカにお邪魔しました。
ホテルのダイニングにしてはかなりカジュアルな雰囲気。
魚介類が中心の本格イタリアンで、タコのマリネとかイカのフリッターとかが美味でした。
しかし、ワインの種類はやや貧弱。
あまり重めのものはありません。

そんなサーラ・ルチーカで飲んだのは以下のワインたち。

【1本目】デ・ポリトリ・スパークリング

デ・ボルトリ社はオーストラリア最大級?のワインメーカーとのこと。
スパークリングは、やや甘めながら、すっきりとしたシードル系のお味でした。
樽、ナッツのニュアンスは殆どなく、果実味を楽しむタイプです。

HP:7

【2本目】ニポツァーノ・キャンティ・ルフィーナ・リゼルヴァ(2003)


キャンティ・ルフィーナ リゼルヴァ ニポツァーノ '03Chianti Rufina Riserva Nipozzano [2003]

かのフレスコバルディがトスカーナ州に9箇所持つワイン畑のうちの、城のある「カステッロ・ディ・ニポッツァーノ」の名を頂く、キャンティー・ルフィーナのレゼルヴァです。
小樽での2年熟成が程よい樽香をもたらしています。
ただし、新樽のニュアンスはなく、古典的な樽香。
それがまた味わいになっています。
でも、やはりキャンティー、ボディーがやや薄く、酸味に寄った果実味で、ガッツン系のワインが好きな方にはちょっと物足りないかも。

HP:8-

【3本目】デ・ボルトリ・シラーズ・カベルネ(2006)


オーストラリアおみやげデ・ボリトリ 赤ワイン

このお店のハウスワインになっている銘柄です。
典型的なオーストラリアのシラーズですね。(笑)
黒系のベリーとスパイスが軽めに調和している飲みやすいワインでした。
確かに、イタリアンの食事に合わせるワインとしては、このくらいが良いのかもしれません。

HP:7

ということで、結構飲みました。(^^;)
楽しい仲間と飲むワインは、これくらいのクラスでも十分に美味しいです。
【HP:8+】ベンティスケーロ・カベルネ・ソーヴィニヨン・グラン・レゼルヴァ(2003) 今日のワイン(15020)」 [ 【HP:8】満足感・幸福感を感じる ]    
ベンティスケーロ・カベルネ・ソーヴィニヨン・グラン・レゼルヴァ(2003)
2007/10/31 自宅にて

最近メタボが気になります。
仕事でのストレスが少し減ったからでしょうか、食欲も出てきて顔も体もマンマル気味(^^;)
「ビール、止めたほうがいいよ」との奥様の助言もあるので、また自宅でワインを飲む方向に向かいそうです。

記念すべき?「自宅でワイン」復活第一弾が、ベンティスケーロ・カベルネ・ソーヴィニヨン・グラン・レゼルヴァ(2003)
「Wine&Spirits」6月号において 90ポイントを獲得したというチリワインです。
(だからどうという訳ではないのですが・・・)


★ネット販売はファインワインクラブだけ!★[2003] ベンティスケーロ・カベルネ・ソーヴィニヨン・グラン・レゼルヴァ

ベンティスケーロ・ワイナリーは、チリ、アグロスーパー・グループの新しい挑戦とし て1998年に創設されたワイナリーで、カサブランカ、マイポ、コルチャグアに自社畑を所有、ブドウの栽培からボトル詰めまで100%自社で行っている様子です。

さて、ワインですが、変形重量級ボトルに長め(5センチ級)のコルク、上げ底もしっかりで、まさにとしのすけのストライクゾーンです。(笑)
開栓するとフレッシュで重い、上物っぽい醸造香と樽・チョコの香り。
チリのワインにありがちな赤土のニュアンスは微塵もありません。
いいじゃない?
モンテスアルファを重くして赤土の香りを無くしたような印象ですね。
色は、つややかな暗黒紫色で、いかにもフルボディーな予感。
実際に飲んでみると、予想通りの樽・チョコ・ガッツン系でした。(笑)
チョコレートのニュアンスが印象的ですが、ピーマンや種々のスパイスもしっかり主張。なかなか美味しいです。
フィニッシュも、フレッシュな果実味がキレイな酸とともに長く続きます。
ただ、いかんせん若々し過ぎ?
タンニンが大暴れで収斂感が強烈です。

HP:8+

なかなか良いワインなのではないでしょうか。
チリワインも、ここまで洗練されてくると、もう「チリカベ」などと軽々しくは呼べないですね。
2000円という価格も非常に魅力的ですし。


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